初心者でも簡単に理解できる!アンティーク家具のお手入れの基本や豆知識をご紹介します!

アンティーク家具のお手入れに特別なメンテナンスは必要なく、基本的には汚れが気になった時に乾拭きをするだけで充分です。
それよりも、家具の変形や木が割れたりするなどのトラブルを事前に防ぐためにも、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に置くことを意識することが大切です。
また、乾燥しすぎず湿気が多くない湿度や温度、目安としては私たちが「心地良い」と感じるくらいの環境下に家具を設置することが大切です。
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初心者でも簡単に理解できる!アンティーク家具のお手入れの基本や豆知識をご紹介します!
- 木製アンティーク家具のお手入れの基本!日々の手入れは乾拭きだけで完了!
- 木製アンティーク家具の独特の風合いやつやを出すにはシェラックワックスが最適
- 本革製アンティーク家具は半年や一年に一回ペースでオイルメンテナンスが大事
- 木製アンティーク家具の傷の修復は蜜蝋ワックスかオイル塗装で行おう!
- アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース①木ネジを紛失し家具にぐらつきがある
- アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース②湿気などで引き出しが全く開かない
- アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース③直射日光による木部の割れとゆがみ
- アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース④螺鈿や蒔絵装飾の傷や欠けが見られる
- アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース⑤百年経過した希少性が高い高額な家具
初心者でも簡単に理解できる!アンティーク家具のお手入れの基本や豆知識をご紹介します!
アンティーク家具と聞くと特別なメンテナンスが必要で何だか初心者には難しそうなイメージがありますが、実際はそうではない場合がほとんどです。
もともと長い年月を経てアンティーク化したこれらの家具は、頻繁なメンテナンスが必要なデリケートなものであればこれほどまで多くの数を受け継がれてこなかったことでしょう。
アンティーク家具のお手入れ方法は実にシンプルで、基本的には埃などが気になった時に乾拭きをするだけで充分です。
メンテナンスよりも大切なのは、家具を置く環境にあると言われています。
直射日光やエアコンなどの風が当たりにくい場所で、乾燥しすぎず湿気も多くない場所に置くことが最適です。
木製アンティーク家具のお手入れの基本!日々の手入れは乾拭きだけで完了!
木製のアンティーク家具は繊細で扱いが難しく、日々のお手入れひとつ取っても手間が掛かるイメージではないでしょうか。
結論からすると木製アンティーク家具のお手入れは乾拭きのみでOKで、後は特に必要としないので非常に簡単です。
専用のクリーナーを必要としたり、特別な作法があるわけではないので、追加費用も学習も不要です。
アンティーク家具は確かにデリケートですが、長期的に形を保って存在していることを考えれば、それほどヤワではないことは分かるはずです。
基本的に乾拭きで済むのもその証拠で、表面が傷だらけだったり汚れが傷に染み込んでいるのでなければ、特に何もしなくても良いです。
むしろ余計なことをしない方が、負担を掛けたり傷を入れずに済みますし、結果として長く使えることになります。
意外と扱い方が簡単ということを知ると、木製アンティーク家具との距離が縮まったり改めて魅力が感じられて、購入に繋がる興味が湧くのではないでしょうか。
木製アンティーク家具の独特の風合いやつやを出すにはシェラックワックスが最適
アンティークを所有することは、古き良き時代のアメリカやフランス、イギリスなどを想起させ時間旅行に連れて行ってくれます。
昔の人がどのようにこのアンティークを愛し、大切に保存したり身に着けて楽しんできたのかと想像すると、非常に楽しく歴史の重みも感じずにはいられません。
特に木製のアンティーク家具は、コレクターも多いです。
部屋に一つ木製のアンティークの家具を置くだけで、一気に重厚感のある高級な空間に変容してくれます。
アンティーク家具は100年以上も経過しているので、所有者がメンテナンスや手入れを徹底させなければいけません。
木製アンティーク家具の場合日ごろのお手入れはやわらかい布で乾拭きしたり、時々シェラックワックスを使って独特の風合いやつやを蘇らせてあげると良いでしょう。
木製テーブルの場合、食器の輪染みなどは、蜜蝋ワックスで優しくなじませてぬぐってあげるだけで綺麗にシミが取れるのです。
さらに艶もよみがえり一石二鳥と言えます。
本革製アンティーク家具は半年や一年に一回ペースでオイルメンテナンスが大事
アンティーク家具にはよくレザーが使用されており、重厚なデザインは風格を感じさせてくれます。
木材に比べて耐久性に劣るレザーは表面の擦り切れや色褪せ、状態が進むと経年によりひび割れが発生してゆくのが特徴です。
乾燥や水分が触れてしまうとオイル分が揮発してしまうので、専用のクリームで保革をすることでコンディションを保護します。
アンティーク家具店では推奨されるケアグッズが販売されていることもありますし、店員さんは販売だけではなくメンテナンスをしており詳しい人も少なくありません。
保革グッズは靴販売店や鞄販売店でも取り扱いがありますが、アンティーク家具のような特殊なケースではより浸透性が高く、負担がかかり難いケアグッズを選ぶことが重要です。
レザーオイルは入荷性になった半液体のリキッドが浸透性が高く、中性に近い方が化学変化が起きにくいと言われております。
推奨のグッズを選び定期的に塗布することでひび割れを防ぎ、良い状態をキープしてくれるのです。
木製アンティーク家具の傷の修復は蜜蝋ワックスかオイル塗装で行おう!
あまり知られていませんがほとんどのアンティーク家具に付いた、小さくて浅い傷は蜜蝋ワックスをこすりつけることで簡単に取り除くことができます。
小さな傷がたくさんある場合は軽石などで汚れを落とし、オイルを塗って磨きます。
木部を傷つけた小さな傷には、色のついた家具用ポリッシュや傷隠し用のポリッシュを塗って、生木を隠します。
特殊なソフトマーカーやワックスフィラースティックも効果的です。
仕上げや木に傷がついていない小さなへこみは、湿らせた布と温めに設定したアイロンを使って、へこみの上にアイロンをかけると、平らに戻ることがよくあります。
また湿らせた後、ドライヤーで加熱する方法もあります。
傷が深くえぐれた場合は、露出した木材を同じように染色してください。
薄めたオイルやスポットフィニッシングステインを使い、好みの色に仕上げるのです。
アンティーク家具のエッジやコーナーが磨り減ってきたら、薄めたオイルやスポットフィニッシングステインを塗って色と輝きを取り戻します。
薄く塗り重ね、好みの色に仕上げます。
乾燥させた後、元の仕上げ剤を薄く数回塗り重ねます。
目の細かい軽石やサンドペーパー、蜜蝋などを使って好みの光沢になるように磨きます。
アンティーク家具はコレクターにとって唯一無二の製品であり、希少性が高く彼らの心を魅了してやみません。
特に木製アンティーク家具は、その風合いやつや、木目の色なども長い年月をかけ独特になっており、現代の家具には見られない魅力があるのです。
しかしアンティークというと100年も経過してるので、その時々の所有者が適切な維持管理やメンテナンスをしていないと劣化も激しくなるわけです。
特に湿度管理が行き届いてない場合、木が湿気で膨張や収縮を繰り返し、次第に木ネジなども外れてしまっていることが多いんです。
木ネジが外れ紛失してしまっていると、家具事態にぐらつきが出たり、歪みを生じてしまい引き出しなどが開かないケースもあるのです。
このような状態の物を素人が適切に修理することは難しく、専門業者に依頼して修理してもらうのが賢明なんです。
アンティークを所有することは、後世に残すものを預かっているのと同じです。
そのため所有者は適正綱維持管理にメンテナンスを施さなければなりません。
アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース②湿気などで引き出しが全く開かない
アンティーク家具でトラブルが起こることと言えば、引き出しの開閉ができないことでは無いでしょうか。
アンティーク家具は木製のものが多いため、湿気の影響で開け閉めができないことがあります。
特に、無垢材の場合は、湿気の影響を受けて膨張してしまい、内側が干渉し合って開閉できないことが起こり得ます。
湿気の影響は見た目で分からないので、実際に開けた時に初めて異常があることに気づくのです。
アンティーク家具を湿気が多い場所に置くのは、トラブルの元になります。
そのため、できる限り風通しの良い場所に置くことをおすすめします。
湿気が影響で開閉ができない場合は、風通しの良い場所に置いたり、換気をしたりすることで解消するかもしれません。
しかし、それでもまったく引き出しの開閉ができない場合は、業者に修理の依頼をした方が良いでしょう。
アンティーク家具はとても古いので、無理やりこじ開けてしまうと、故障する可能性が高くなります。
アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース③直射日光による木部の割れとゆがみ
アンティークのコレクターは世界だけでなく日本にもたくさん存在します。
アンティークの魅力とは、今の時代には見ることのできない装飾が技術、デザイン性などが魅力的で魅了される人が後を絶ちません。
特に木製のアンティーク家具は、その艶や風合いも独特であり時代とともに変化してきた木目の色調や茶褐色や飴色が人気であり、コレクターも多いのです。
しかしながらアンティーク家具とは100年も経過したものであって、汚れや傷、穴や虫食いなどもよく見られます。
保存状態がよくなく、ずっと直射日光を浴び続けたり、適切ではない湿度環境の下で保存されたものは、木部の割れや歪みなども見られるわけです。
ゆがみによって引き出しが開け辛くなってしまったり、完全に亀裂が走って割れているものは専門業者に依頼して修理してもらうのが賢明です。
やすりなどで削り、新たに色を塗って修復し、ワックスなどで艶出しをします。
これを素人がするのは至難の業であり、せっかくのアンティークを台無しにしてしまうので注意が必要です。
アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース④螺鈿や蒔絵装飾の傷や欠けが見られる
アンティークに魅了される人が非常に多く存在します。
アンティークの魅力とは、希少性が高く現代では唯一無二の存在だからなんです。
もはや製造や大量生産されないアンティークは、世界に一店しかなくそれを所有できることに喜びや優越感に浸ることが出来るんです。
そして当時の名工である職人の技も素晴らしく、現代では再現不可能な技術であり芸術的センスを感じずにはいられません。
アンティーク家具の装飾には蒔絵や螺鈿技術もよく見られるんです。
家具や宝石箱に蒔絵などが装飾されオリエンタルな雰囲気が人気です。
螺鈿も宝石やシェルを上手く家具にうめこんで、煌びやかな装飾が女性の心をとらえてやみません。
こうしたアンティーク家具にみられる高度な装飾の傷や欠損は、素人では修理することは不可能です。
無理に漆などを自分で塗ると失敗し、塗った周辺の色調との境が際立ち価値がなくなってしまうんです。
そのためこうした特使技法の装飾の欠損や傷は専門業者に依頼するようにしましょう。
アンティーク家具修理を業者依頼した方がよいケース⑤百年経過した希少性が高い高額な家具
今は量産型の安価な家具が多く出回っていますが、職人の技が光るアンティーク家具を愛する人も根強く残っています。
アンティーク家具、中でも百年を超えるような希少性の高い家具の修理は業者へ依頼することをおすすめします。
その理由としては、百年を超えるようなヴィンテージの高いアンティーク家具は、元より代々受け継がれていくように頑丈にできているからで、長年使えば使うほど味わいが深くなっていく家具がほとんどです。
しかしどんなに腕の良い職人が作り上げても、不具合が出てしまうのは仕方がありません。
不具合が出たら修理に出す、という前提で作られているのも特徴の1つです。
修理はもちろんアンティーク家具、ヴィンテージ家具を専門的に扱う業者へ出しましょう。
その家具を買った業者ならなおさら良いでしょう。
なぜならば、購入特典として簡単な修理や補正は無料で行ってくれる業者もあるからです。
もちろん他店で購入した家具も引き受けている業者がほとんどですので、不具合が起きた時はまず専門業者に相談してみましょう。